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家庭の事情
大映映画の特徴のひとつとして、画面が重厚であるということがある。 それは増村保造にしてもそうだし、川島雄三にしてもそうでし、時代劇を得意とする三隅研次にしてもそうである。 だがそのなかでも特に絵画性を感じさせるのが、吉村公三郎である。...

makcolli
2017年7月24日読了時間: 11分


日本悪人伝
血まみれの夢というものもある。 映画『日本悪人伝』のなかで、若山富三郎はその夢を体現化した。 昭和8年。初夏。 打ち続く不況の中で、若山富三郎は醤油を煮詰めたような服を着て、浅草界隈を彷徨っていた。 雑踏の中、おもむろに力士と肩がぶつかり、そのまま路上へ倒れる富三郎(以下、...

makcolli
2017年7月19日読了時間: 15分


ど根性物語 銭の踊り
ファーストシーンのワンカット目。ローアングルに構えた画面の奥から、ダンプカーがもの凄い勢いで疾走してくる。そのまま道路を渡っていたおっさんはひき逃げされた。 それを目撃した運転手である勝新太郎。猛然とダンプを追跡しはじめる。後部座席には客である船越英二が乗っているのだが、砂...

makcolli
2017年7月18日読了時間: 13分
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