makcolli2021年1月13日18 分女めくら物語タイトルを見た時、キワモノではないかと思った。 本編を見始めた時、メロドラマではないかと思った。 だが最後までこの作品を見終わった時、そのどちらでもなく、かなり面白く楽しめる映画だったという感慨を抱いた。 その理由は簡単である。この映画の主演が若尾文子だからである。...
makcolli2020年10月20日21 分恐喝こそ我が人生タイトルバックからして、歪んだファズギターの音で彩られたサイケデリックな音が溢れている。 シャワールームに現れたのは、我らが男の突撃列車・松方弘樹。だが、その松方弘樹の顔にはまだ幼さが残っている。松方さんはシャワーを浴びながら、...
makcolli2020年9月3日19 分友情『友情』。 この作品は1975年、松竹創立80周年記念作品として作られた。だが現在、邦画史において、この作品が語られることはない。 埋もれた名作というよりも、完全に埋もれてしまった作品と言えるだろう。 だが、なぜ俺がこの『友情』を見たいと思ったかというと、主演が渥美清だか...
makcolli2020年7月22日6 分日本人のへそATGである。日本アートシアターギルドである。 娯楽映画が好きな自分にとって、芸術性を重視するATG作品は苦手な部類に入る。しかし東映で、企画作品ばかりを撮っていた中島貞夫が、渡瀬恒彦を引き連れて低予算ながらATGで撮った『鉄砲玉の美学』のような佳作もあるから、映画の世界に...