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高橋宏幸
漫画家
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尼寺(秘)物語
イービルという言葉がある。悪を通り越して、邪悪、よこしまな悪とでも言おうか。 「グッフフフフフ」 東映映画『尼寺(秘)物語』では、全編において若山富三郎の邪悪な笑い声が響いている。地獄の釜の蓋から漏れ聞こえてくるような含み笑いが。...
makcolli
2018年10月15日読了時間: 15分
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新いれずみ無残
某日、ラピュタ阿佐ヶ谷でレイト特集中の「盛り場最前線 男と女のブルース」における『新 いれずみ無残 鉄火の仁義』(68年)を観てきた。 最近のラピュタにおけるレイトショーは、俺にとって感度抜群である。夜の盛り場にうごめく男と女の悲喜こもごも。歌謡曲に乗って、演歌に乗せてモン...
makcolli
2018年9月15日読了時間: 13分
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不連続殺人事件
Twitterで感想をポチッと呟けば事足りる、そんなもんな映画である。実際、それで終わらせようとした。 が、YouTubeで検索したら予告篇がアップされていて、取って返したようにある程度まとまった文章を書こうと思った次第である。...
makcolli
2018年8月31日読了時間: 5分
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スクラップ集団
傑作はいついかなる時、どの方角からやってくるか分らない。だから映画を観るのは、やめられない。 九州の現在では使われなくなったボタ山が、寂しく町を見下ろす中、スト続行中の幟を立てた何台ものバキュームカーが道路を疾走してゆく。...
makcolli
2018年8月24日読了時間: 15分
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血と砂
某日、ラピュタ阿佐ヶ谷の「伊藤雄之助特集」における『血と砂』(65年)を見てきた。 戦争末期の北支戦線。上官を殴ってばかりいる問題曹長の三船敏郎と、音楽学校を出たばかりの軍楽隊の少年兵たちがいた。 この少年兵たち。軍楽隊なのだが軍歌は演奏せず、「聖者が町にやってきた」とかを...
makcolli
2018年7月13日読了時間: 11分
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二百三高地
DVDに録画してあった映画『二百三高地 愛は死にますか』を見た。公開は1980年。さすがに任侠・やくざ映画も下火になり迷走していた東映が戦争大作路線に活路を見出そうとした作品である。 日露戦争の激戦地であった旅順攻防戦を巡っての人間ドラマが描かれているが、公開当時は朝日新聞...
makcolli
2018年6月2日読了時間: 12分
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銀蝶流れ者 牝猫博奕
東映の首脳陣は、尾上菊五郎を心底怨んだに違いない。 看板女優の藤純子を「取られた」からだ。そんで寺島しのぶが生まれた訳だが、とにかく岡田茂はじめ、東映の首脳陣は尾上菊五郎を心の底から怨んだに違いない。 その頃、日活はロマンポルノへ方向転換寸前。スタッフや監督たちの多くは、そ...
makcolli
2018年5月7日読了時間: 10分
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銀蝶渡り鳥
梶芽衣子の代表作と言えば、何を思い浮かべるであろうか。 「女囚 さそり」、「野良猫ロック」、「修羅雪姫」、あるいは増村保造監督による『曽根崎心中』を挙げる者もいるかも知れない。 しかし、コアな梶芽衣子ファンにとって忘れられない作品がある。それは日活から東映に移籍しての第一弾...
makcolli
2018年5月6日読了時間: 14分
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安藤昇のわが逃亡とSEXの記録
シュールレアリズムという言葉がある。日本語にすれば、超現実主義ということだ。 自らが引き起こした事件を、自らが映画の中で再現する。ある意味で超現実主義なのではないか。 『安藤昇のわが逃亡とSEXの記録』は、昭和33年当時、安藤組組長であった安藤昇が実業家、横井英樹(のちにホ...
makcolli
2018年3月17日読了時間: 9分
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日本悪人伝 地獄の道づれ
若山富三郎主演『日本悪人伝』の続編、『日本悪人伝 地獄の道づれ』である。 大正12年。 神戸の港に停泊しているウンコ船の中で、若山富三郎(以下、トミー)は、港湾労働の連中と手慰みの賭場を開いていた。 そこへ雪崩れ込んでくる警察。 「サツやーっ!」...
makcolli
2018年3月10日読了時間: 15分
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玄海遊侠伝 やぶれかぶれ
某日。シネマヴェーラの「マキノ雅弘特集」における『玄海遊侠伝 破れかぶれ』(70年)を見てきた。 主演は勝新で、マキノ雅弘監督が勝新をどう料理するのかという点を注目して見ていたのだが、70年における勝新はまだそれほどぶっ飛んでいなくて、マキノ雅弘が描き出すこてこての様式美の...
makcolli
2018年3月3日読了時間: 7分
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遊び
1971年。大映は倒産した。 同時期、東映は実録やくざ映画前夜。加えて「温泉芸者」シリーズ、鈴木則文の「女番長」シリーズなどで、そのアナーキーな魅力をスクリーンに放出していた。 日活も経営的危機にあったが、逆にそれが力となり、「日活ニューアクション」と呼ばれる作品群が連発さ...
makcolli
2018年2月22日読了時間: 17分
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拝啓 総理大臣様
その映画はこのようにして始まる。 長門裕之演じるところの東京ムーランは、その妻ルージュと当世流行りの垢抜けた夫婦漫才を繰り広げるところの「拝啓 総理大臣様」というレギュラー番組を持っていた。 だがこの東京ムーランこと長門裕之は、大阪は釜ヶ崎にて釜ヶ崎村という、完全に時代から...
makcolli
2017年11月30日読了時間: 13分
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悶絶!! どんでん返し
東大卒、自身の父親が重役を務める会社で何不自由なく過ごしていた北山であったが、谷ナオミが猛烈にノーパンでサービスするキャバレー・メキシコに行ったところから運命は狂い始めた。 ナオミが北山と結合したまま、そのアパートの階段を登り、部屋に入りとそこにはむちゃくちゃがさつなチンピ...
makcolli
2017年11月28日読了時間: 8分
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運が良けりゃ
山田洋次は「男はつらいよ」を撮り続けるようになる以前、ハナ肇を主演とした『バカが戦車でやってくる』や、『バカ丸出し』といったような「バカ」シリーズを連発していた。 この作品『運が良けりゃ』は、そう言った一連のシリーズから派生した時代劇なのであろうか。それも落語の代表的な演目...
makcolli
2017年10月25日読了時間: 14分
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吹けば飛ぶよな男だが
なべおさみの芸能人生で一番輝いていた時期は、いつだろう。 とりもなおさずそれは、息子、なべやかんの明大裏口入学発覚から始まった一連の〝事件〟であった。 なべが語る楽屋に現れた謎の老紳士。そしてサメが出現して困っているという漁港に赴き、サメを退治すると称したシャークハンター必...
makcolli
2017年10月23日読了時間: 16分
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氾濫
DVDのジャケットには若尾文子の顔が、でかでかと写っている。 しかも監督は増村保造。と、くれば若尾文子をヒロインにした作品なのかと思っていたが、そうではなかったので、まず肩透かしを食らった。 大映映画『氾濫』は佐分利信や川崎敬三、沢村貞子などを中心とする群像劇である。その群...
makcolli
2017年10月15日読了時間: 13分
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赤ちょうちん
時代の要請に応える。それもプログセムピクチャー監督の仕事だろう。 日活は音楽ものを得意としてきた。そもそも俳優や女優がヒット曲を連発していた。石原裕次郎、小林旭、浅丘ルリ子、吉永小百合。中堅どころでは山内賢と和泉雅子のデュエットによる「ふたりの銀座」も良いし、その山内賢や和...
makcolli
2017年9月9日読了時間: 7分
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喜劇 爬虫類
その映画はこんな感じで始まる。 金髪に青い目をした白人女がストリップを披露している。食い入るようにそれを見つめる男たちの目の接写。 「みなさま~。ご当地に初お目見えいたしまするこのメリー・ハローは、本物のストリッパーではございません。アメリカ合衆国はペンシルバニアの生まれで...
makcolli
2017年9月8日読了時間: 16分
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徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑
毒をくらわば皿まで。それが乾いた心に一服の清涼剤をもたらすこともある。 69年当時、異常性愛路線を連発していた石井輝男の撮影現場にいた牧口雄二は、その監督の人を人とも思わぬ演出ぶり、そして狂気そのものの撮影現場に嫌気がさし、逃げ出した。...
makcolli
2017年9月2日読了時間: 7分
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